低単価案件のオファー依頼を受けない経緯
私もビギナーの時は、かなり低価格で引き受けておりましたが、それは意図した考えであって、実績作りのためと思い割り切っておりました。
ある程度、実績が積み重なってきたら当然ですが、そのような低価格で引き受けるべきではないと思っております。
実務経験が重なるとともにスキルは必ず向上しております。
デザインおよびコーディングにおいても引き出しが増えて、さまざまなニーズに柔軟に対応できる幅が広がります。
もちろん制作時間も短縮されていきます。
月に2~3万円程度稼げればいいやという考えでなければ、自分のスキルに見合った報酬にするべきだと考えております。
ビギナーのうちは仕方ないですが、客観的にある程度のスキルになったら、制作者は自信を持って、許容範囲の適正価格まで引き上げることを推奨します。
価格を上げた場合のメリットとして、お客様の要望にも余裕を持って対応できるのではないかと思います。
もちろん入口をあえて最低価格で受注して、お客様のご要望の都度、追加費用を重ねて報酬を得ていく戦略も考えられます。
何が正解とはいえないですが、私たち制作者が低価格競争で疲弊していくのは間違いではないかと思います。
例えば自動車においても、軽自動車から高級車まで幅広くあります。
必然的にスキルの向上はその車種みたいに感じますし、高級車が格安で販売し続けていくと、
やがてその業界の価格破壊が進行していくことになり、結果としては自分の単価もさらに下げなければならない負のスパイラルに陥ってしまいます。
車種によって、それぞれ適正価格があります。
特にクラウドソーシングの場合は、価格破壊が起きやすい欠点があります。
自分の制作価値 = 報酬金額であるならば、自分で自分の価値を下げることはやめていただきたいという考えです。
つまりレクサスは安く売ってはいけないという話です。